この記事では、バッグインバッグの選び方と、タイプ別の特徴をまとめました。
バッグインバッグを使う場面と役割
バッグインバッグは、カバンの中に入れて小物を整理する道具です。
カバンを変えるたびに「充電ケーブルを入れ忘れた」「定期入れがない」といった忘れ物を減らすために使います。
必要なものをバッグインバッグにまとめておけば、カバンを変えるときはこれごと移動させるだけで済みます。
また、災害時や緊急時には、バッグインバッグごと持ち出せば、必要最低限のものを確実に持ち出せるという利点もあります。
普段使いと防災の両立ができる、実用的なアイテムです。
バッグインバッグが向いている人
次のような困りごとがある人におすすめです。
カバンを頻繁に変える
- 仕事用
- 外出用
- 旅行用
など、シーンによってカバンを使い分ける人。
毎回中身を入れ替えるのが面倒で、忘れ物も増えやすくなります。
カバンの中で小物が迷子になる
大きめのカバンだと、底の方に小物が沈んで見つからなくなります。
特に、鍵・イヤホン・リップクリームなど、小さくて必要なものほど迷子になりやすいです。
必要なものがすぐ取り出せない
改札でパスケースを探す、会議でペンを探す、といった場面で時間がかかる。
ポケットで分類できていないと、毎回探す手間が発生します。
緊急時に持ち出すものを決めておきたい
災害時や急な外出時に、財布・スマホ・鍵・充電器など、最低限必要なものをすぐに持ち出したい人。
バッグインバッグの主な種類と特徴
バッグインバッグには、構造や機能によっていくつかのタイプがあります。
自立タイプ
カバンから取り出したときに、形が保たれて倒れないタイプです。
底板や芯材が入っているため、中身が見やすく、取り出しやすくなります。
カフェや図書館で作業するとき、バッグインバッグを横に置いておき、中身を出し入れしながら使えるので便利です。
向いている人
- 外出先でカバンから中身を出して作業することが多い
- 中身を一目で確認したい
非自立タイプ
薄手で軽量なタイプです。自立しないため、カバンから出すと倒れてしまいます。
その分、軽くてかさばらないのが特徴です。
向いている人
- とにかく軽さ優先
- カバンの中に入れっぱなしで使う
取っ手付きタイプ
バッグインバッグ単体でも持ち運べるよう、取っ手がついているタイプです。
近所のコンビニや社内移動など、ちょっとした外出に便利です。
向いている人
- バッグインバッグだけで外出することがある
- 緊急時にこれだけ持って避難したい
選び方のポイント
1. 自立性:自立するかどうか
自立するタイプだと、カバンから取り出したときに中身が見やすく、取り出しやすくなります。
バッグインバッグ自体をデスクの脇などに置いておき、中身を出し入れしながら作業しやすくなります。
自立しないタイプは軽量で薄いですが、カバンから出すと倒れてしまいます。
「カバンの中に入れっぱなしで使う」前提なら、非自立タイプでも問題ありません。
2. ポケットの数と配置
ポケットが多いほど、小物を分類しやすくなります。
ただし、ポケットが多すぎると「どこに何を入れたか忘れる」リスクもあります。
分類例
- 外側のポケット:すぐ使うもの(パスケース・鍵)
- 内側の仕切り:財布・スマホ・手帳
- 小さめポケット:イヤホン・リップクリーム・薬
- ファスナーポケット:充電ケーブル・モバイルバッテリー
選び方のコツ
自分が普段持ち歩く小物の種類を数えて、それより2〜3個多いポケット数を選ぶと、余裕を持って分類できます。
3. サイズ:持っているカバンに合うか
バッグインバッグがカバンより大きいと入りません。
逆に小さすぎると、カバンの中で傾いたり、無駄なスペースができたりします。
サイズの選び方
- よく使うカバンの内寸を測って、それより縦横それぞれ2〜3cm小さいサイズを選ぶ
- 複数のカバンで使い回したい場合は、一番小さいカバンに合わせる
サイズ展開が豊富な製品
文具メーカーのバッグインバッグは、S・M・Lなどサイズ展開が豊富で、カバンの大きさに合わせて選びやすいです。
4. 素材:軽さと扱いやすさ
ナイロン・ポリエステル
軽量で、汚れても拭き取りやすい素材です。
耐久性もそこそこあり、毎日使っても長く使えます。
手入れがしやすいので、日常用として扱いやすい素材です。
フェルト
軽くてクッション性がありますが、汚れが染み込みやすい素材です。
見た目がおしゃれで、カバンの中を傷つけにくいのが特徴です。
メッシュ
中身が見えるので、何が入っているか一目でわかります。
ただし、耐久性は低めで、尖ったものが当たると引っかかりやすい点には注意が必要です。
5. 取っ手の有無:単体で持ち運べるか
取っ手がついていると、バッグインバッグ単体でも持ち運べます。
近所のコンビニや社内移動など、ちょっとした外出に便利です。
災害時や急な外出時に、バッグインバッグだけ持って出られるため、安心感にもつながります。
ただし、取っ手の分だけ重くなるので、軽さ優先なら取っ手なしを選びます。
シーン別の選び方
日常の通勤・通学
- 自立タイプまたは非自立タイプ
- 頻繁にカバンを変える人は、複数のカバンに入るサイズを選ぶ
外出先での作業(カフェ・図書館など)
- 自立タイプ
- 取っ手付きだと、席を離れるときにバッグインバッグだけ持って移動できて便利
旅行・出張
- 軽量で薄手のタイプ
- サイズがあれば、旅行カバンに合わせて選ぶ
防災・緊急時の持ち出し用
- 取っ手付きタイプ
- ファスナーで閉じられるタイプ
- 丈夫な素材(ナイロン・ポリエステルなど)
- 財布・スマホ・鍵・充電器・常備薬など、最低限必要なものを常に入れておく
バッグインバッグを使うメリット
- カバンを変えるときの忘れ物が減る
- 小物が迷子にならず、すぐ取り出せる
- カバンの中が整理され、見た目もスッキリする
- 緊急時に、バッグインバッグごと持ち出せば最低限の備えになる
- 複数のカバンを使い分けても、中身の入れ替えが楽になる
デメリット・注意点
- カバンのサイズに合わないと、入らない・余るスペースができる
- ポケットが多すぎると、何をどこに入れたか忘れる
- バッグインバッグ自体が加わるため、荷物がかさばることがある
まとめ
バッグインバッグを使うことで、カバンを変えるときの忘れ物を減らしやすくなります。
選び方のポイントは次の5つです。
- 自立性:外出先で中身を出すなら自立タイプ
- ポケット数:持ち歩く小物の種類+2〜3個を目安にする
- サイズ:カバンの内寸より小さいものを選ぶ
- 素材:軽さと扱いやすさで選ぶ
- 取っ手の有無:単体で持ち運ぶなら取っ手付き
シーン別では、次のように選ぶと失敗しにくくなります。
- カバン収納のみ:手持ちのカバンに合うもの
- 外出先作業:自立タイプもあり、取っ手付き
- 旅行・出張:貴重品用のポケット付き
- 防災・緊急時:取っ手付き、丈夫な素材、ファスナーで閉じられるタイプ
まずは、普段持ち歩くものをリスト化して、それに合ったバッグインバッグを選んでみてください。
緊急時の持ち出し用として活用する場合は、財布・スマホ・鍵・充電器・常備薬など、最低限必要なものを常に入れておくと、いざというときに安心です。

