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【遮光】アイマスクのまとめ【選び方の基礎知識】

遮光をイメージした、ネイビーのアイマスクのイラスト
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アイマスクを使う場面と役割

アイマスクは、明るい場所で光を遮って仮眠を取りたいときに使うアイテムです。

乗り物の長距離移動、オフィスでの昼休み、出張先のホテルなど、意外と出番の多いアイテムです。

窓際の席や照明が消せない環境では、アイマスクがあるだけで仮眠の取りやすさが大きく変わります。

また、夜勤明けで日中に仮眠を取りたい場合や、時差のある地域への移動時にも役立ちます。

自宅でも、パートナーが起きている時間帯に先に休みたいときなど、幅広い場面で使えます。

このように、アイマスクは「明るい場所で光を遮る」という物理的な役割を持つ、シンプルな便利グッズです。

アイマスクの主な種類と特徴

アイマスクには、いくつかのタイプがあります。代表的なものと特徴を整理します。

遮光タイプ

もっとも一般的なタイプで、布やポリエステル素材で光を遮るシンプルな構造です。

価格も手頃なものが多く、まず試すならこのタイプからになります。

立体タイプ

目元に空間ができる構造で、まつ毛やまぶたに触れにくく、圧迫感が少ないタイプです。

化粧をしたまま使いたい場合にも向いています。

温熱タイプ

USB接続や電子レンジで温めるタイプ、使い捨てホットアイマスクなどが含まれます。

目元を温めたい人向けです。

冷却タイプ

ジェルパックを冷蔵庫で冷やして使うタイプや、接触冷感素材を使ったタイプです。

夏場やクールダウンしたいときに使われます。

耳栓一体型

アイマスクに耳栓が付属していて、光だけでなく音もある程度カットしたい場合に選ばれます。

移動中の仮眠時に、音も遮断したい人向けです。

この記事では、この中でも基本となる「遮光タイプ」を中心に、選び方のポイントを整理していきます。

選び方のポイント

ここからは、アイマスク全般に共通する選び方のポイントをまとめます。

 遮光性とフィット感

遮光性には、大まかに次の二つがあります。

  • ほぼ真っ暗になるタイプ
    • 厚手の生地や遮光シートが入っており、飛行機や新幹線の窓際など、強い光が入る環境で使いやすい構造です。
  • 明るさをある程度カットするタイプ
    • 薄手の生地で通気性がよく、蒸れにくいメリットがあります。

オフィスの仮眠など、完全な暗さまでは必要ない場面なら十分なことも多いです。

合わせて確認したいのが、鼻周りや顔の横から入ってくる「光漏れ」です。

生地の遮光性が高くても、横から光が入ってしまうと眩しく感じることがあります。

顔のサイドまでカバーしてくれるか、鼻部分がフィットするかを確認しておくと安心です。

フィット感の面では、形状の違いも押さえておきます。

  • 平面タイプ
    • シンプルで軽量・低価格なタイプです。その一方で、目元に生地が直接触れるため、圧迫感を覚える人もいます。
  • 立体タイプ
    • 目元に空間があり、まつ毛やまぶたに触れにくい構造です。圧迫感が少なく、化粧をしたままでも使いやすいのが特徴です。

鼻部分にワイヤーが入った「ノーズフィッター」付きのタイプは、鼻の形に合わせて曲げられるため、光漏れを防ぎやすくなります。

携帯性と持ち運びやすさ

移動や出張で使う場合、携帯性は重要な選択基準になります。

布製の柔らかいタイプは、折りたたんで小さくできるため、カバンの隙間に入れやすく、かさばりません。

一方で、立体構造がしっかりしているタイプは、形が固定されていて折りたたみにくい場合があります。

専用ケースが付いているアイマスクは、持ち運び時に衛生的です。

カバンの中で他の荷物と直接触れず、旅行や出張の荷物管理がしやすくなります。

重さも確認ポイントです。

アイマスク自体は数十グラム程度のものが多いですが、立体タイプや温熱機能付きのものは使用時にやや重くなりがちです。

また、毎日持ち歩くなら、軽量でかさばらないタイプを選ぶと、荷物のストレスを減らせます。

フィット調整とズレにくさ

仮眠中に動いたとき、アイマスクがズレて光が入ってくると、仮眠が中断されやすくなります。

固定方法として、主に次の二つがあります。

  • ゴムバンドタイプ
    • もっとも一般的で、伸縮性のあるゴムで頭に固定します。ただし、ゴムがきつすぎると耳や頭が痛くなることがあります。
  • 面ファスナー(マジックテープ)タイプ
    • 自分の頭のサイズに合わせて細かく調整でき、ゴムの締め付けが苦手な人に向いています。着脱時の音が気になる場合もあります。

ゴムバンドの伸び具合は、使い心地に直結します。

伸びが良すぎるとズレやすく、逆に伸びが悪いと圧迫が強くなります。

長時間使う予定があるなら「締め付けが強すぎないか」「耳にかからない構造か」などを意識すると選びやすくなります。

また、仮眠中に寝返りを打つと、平面タイプのアイマスクはズレやすいことがあります。

顔のラインに沿った立体タイプや、サイドまで覆うデザインのものは、比較的ズレにくいとされていますが、最終的には自分の顔の形との相性が重要です。

素材と洗濯可能性

顔に直接触れるアイテムなので、素材と手入れのしやすさも確認しておきます。

よく使われる素材は次の通りです。

  • コットン
    • 肌触りが良く、通気性と吸湿性に優れています。蒸れにくく、日常使いしやすい素材です。
  • シルク
    • なめらかな肌触りで、摩擦が少ないのが特徴です。美容目的で選ばれることも多いですが、価格はやや高めです。
  • ポリエステル
    • 軽量で乾きやすく、価格も手頃な素材です。ただし、肌が敏感な人の場合は、チクチク感が気になることもあります。
  • 低反発クッションやスポンジ入り
    • 中にクッション材が入っているタイプは、フィット感が高く、圧迫感を分散させてくれます。

洗濯可能性については、次のポイントを押さえておきます。

  • 本体ごと洗えるタイプ
    • 手洗いやネット使用で丸洗いできるタイプは、手入れが簡単です。ただし、温熱機能付きや電子部品が入っているタイプは、本体を水洗いできないことが多いです。
  • カバーのみ洗えるタイプ
    • 本体を保護しつつ、肌に触れる部分だけを洗うことができます。洗い替え用のカバーが複数枚あると、交互に使えて便利です。
  • 使い捨てタイプ
    • 旅行や出張時に、衛生面を優先して使い切りたい場合に向いています。荷物を増やしたくないときにも選びやすいタイプです。

シーン別の選び方

ここまでの内容を踏まえて、代表的なシーンごとの選び方を整理します。

飛行機・夜行バス(長距離移動)

  • 完全遮光に近いもの
  • 横からの光漏れが少ない形状
  • 耳栓一体型、または耳栓を用意

長時間移動になるため、遮光性と快適さを優先すると使いやすくなります。

オフィスでの休憩時間

  • つけ外しが簡単なもの
  • 立体タイプなど、化粧をしたままでも使いやすいもの
  • 見た目がシンプルで、職場でも浮きにくいデザイン

昼休みの短時間仮眠が中心になるため、「さっと付けて、さっと外せる楽さ」もポイントになります。

ホテル・出張先

  • 洗濯可能、またはカバーだけ洗えるタイプ
  • 環境が変わっても使いやすい、遮光性の高いもの

出張が多い人は、いつものアイマスクを持って行くことで、見知らぬ環境でも仮眠を取りやすくなります。

アイマスクを使うメリット

  • 明るい場所でも仮眠を取りやすくなる
  • 移動中や出張先など、環境が変わっても仮眠を取りやすい
  • 温熱タイプなどと組み合わせることで、目元を温められる
  • コンパクトで、荷物をあまり増やさずに導入できる

デメリット・注意点

  • 締め付けが強すぎると、耳や頭への圧迫感が強くなることがある
  • 素材や構造によっては、蒸れやすく、肌への刺激になる場合がある
  • 視界を完全に遮るため、装着したまま歩き回ると危険
  • 温熱タイプは、使用時間や温度に注意が必要

無理に長時間使い続けず、違和感があれば中断する前提で使うと、安全性を保ちやすくなります。

まとめ 自分に合ったアイマスクの選び方

アイマスクは、次の五つのポイントを意識して選ぶと、目的に合ったものを選びやすくなります。

  • 遮光性
  • フィット感(形状・固定方法)
  • 携帯性(折りたたみやすさ・重さ)
  • 素材(肌触り・通気性)
  • 洗濯可能性

使う場面によって重視するポイントは変わります。

自分が「どのシーンで一番使いたいか」をイメージしながら選ぶことが重要です。

まずは手頃な価格のものから試してみて、立体か平面か、締め付けの強さはどの程度が良いかなど、自分の好みを確認してから、本格的なアイマスクを選ぶ方法もあります。

移動時や出張時に一つ持っておくと、仮眠時の光を遮ってくれる実用的なアイテムになります。

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